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【博多川12橋物語】第1回:夢回廊橋(ゆめかいろうばし)

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― 旅の始まりは「夢」の中から。色彩が躍る、現代の架け橋 ―

博多川12橋を巡る連載、そのプロローグは、最も新しく、最も華やかなこの橋から始まります。

 

キャナルシティ博多の目の前に架かる、その名も**『夢回廊橋(ゆめかいろうばし)』**です。

ここから、私たちはどんこ船に揺られながら、

現代から過去へと時間を巻き戻す不思議な旅に出かけることになります。

■ 映画のワンシーンのような「色彩」の出迎え

船の上からこの橋を見上げると、まずその圧倒的な色彩に目を奪われます。

 

キャナルシティの赤い壁面と、橋のモダンな曲線。

これまでの「和」のイメージを覆すような、ポップで力強い景色は、

まるで海外の運河を旅しているかのような錯覚を覚えさせます。

 

橋の上を行き交う人々の楽しげな話し声、そして時折聞こえてくるダイナミックな噴水の音。

ここは、博多が「アジアの交流拠点」として未来へ向かって呼吸している、まさにその中心地なのです。

■ 「夢」へと続く回廊

この橋が「夢回廊」と名付けられた理由。

 

それは、ここを渡る人々が日常を忘れ、

キャナルシティというエンターテインメントの「夢の世界」へと入り込んでいく道筋だからです。

 

私たちは船の上から、その「夢」を支える水面を進みます。

 

水面に映り込む建物の極彩色の影が船の立てる波紋でゆらゆらと混ざり合う様子は、

まさに夢の入り口にふさわしい、幻想的な光景です。

 

ここから一漕ぎごとに、街の景色は少しずつ、歴史の深みへと色調を変えていきます。

■ 船頭の視点から

「旅の始まりにこの橋を見上げると、なんだか心がパッと明るくなるんです。

 

ここから清流橋、南新橋と遡っていくにつれて、街がどんどん『博多らしい』落ち着いた顔に変わっていく。

その変化の第一歩が、この賑やかな夢回廊橋なんですよ」

 

現代の煌めきを背に受けて、どんこ船は静かに、次なる境界線へと進路を取ります。

 

次回は、広い那珂川の息吹と潮の香りが混ざり合う、再会の場所――『清流橋』へ。